冬といえば「鍋」。寒い季節に心も体も
”ほっこり”あたたまるお鍋がおいしい季節になってきましたね。
これから、寒くなるにつれて、
どんどんお鍋を食べる機会が増えると思います。
クリスマスやお正月など
笑顔が集まるイベントシーンにもお鍋はぴったり!
そこで、お鍋が食べたくなる冬の季節に、
より皆さまにディナーのお供として
ル・オーブンを楽しんでいただけるように
ル・オーブンの代表的なパン3種
「バゲット」「豆乳のプチブール」
「くるみとレーズンのカンパーニュ」と、
鍋の定番3種「醤油系鍋」「味噌系鍋」「豆乳系鍋」とが
どれほど相性が良いかを
味覚センサーを用いて実験してみました。
鍋にパン!?なんて思っている方も、
騙されたと思って是非一度お試しください!
まず、2つの食品同士でどれだけお互いの味を引き立たせられているかを測定する相性分析を行いました。
食の相性の良さは、味覚のバランスで決まります。例えば、お肉と赤ワインの相性は、お肉の「旨味」や「甘味」と赤ワインの「苦味」のバランスがとれているからであり、強い味を示す異なる2つ以上の味覚バランスが良いと、互いに主張しすぎることなくお互いの味を引き立て合います。
今回の結果では、まずル・オーブンのパン3種(①③⑤)は、それぞれの類似品(②④⑥)に比べて、鍋と相性が良いことが明らかになりました。特に、「豆乳系鍋」と「ル・オーブンのバゲット」の相性は93.8点、「醤油系鍋」と「豆乳のプチブール」の相性は95.0点、「味噌系鍋」と「くるみとレーズンのカンパーニュ」の相性は96.2点と、この3つの組み合わせは、「ビール」と「枝豆」の相性(92.8点)よりも高い結果となりました。さらに、「豆乳のプチブール」と「味噌系鍋」、「くるみとレーズンのカンパーニュ」と「醤油系鍋」の組み合わせも約95点と相性度が高いことがわかりました。
※人がどう感じるかの指標 おいしい:90~99.9点 普通:80~89.9点 不味い:79.9点以下
次に5つの基本味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)を数値化する味覚分析を実施しました。
①ル・オーブンのバゲットは、類似品である②市販のバゲットに比べて、③豆乳のプチブールは、④市販のブールに比べて、「甘味」「旨味」が高く、優位な差があることがわかります。また⑤くるみとレーズンのカンパーニュも、市販のカンパーニュに比べて、「甘味」と「旨味」が高い傾向にあることもわかりました。
加えて、5つの基本味の味覚バランス・味の強さによって数値化された「コク」については、ル・オーブン3種がそれぞれの類似品より高く、優位な差があることがわかりました。
*数値の差について
0.2以上差があれば有意な差があります。(95%の人が味の違いを感じられる)
0.1以上0.2未満の差であれば、傾向があります(60%の人が味の違いを感じられる)
「おいしい」の秘密は5つの基本味
(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)のうち、
2つか3つの味がバランスよく揃っていることです。
5つの基本味の数値(5.0点満点)は、
高ければ高いほどおいしさを示している
というわけではありません。
それぞれの食材の中で、
強い味を示す異なる2つ以上の味覚バランスが良いことで、
複数の味がコントラストとなり、
お互いの味を引き立て合うことで、
おいしい食べ合わせとなります。
それでは相性のよかったパンと鍋を見ていきましょう!
「ル・オーブンのバゲット」の甘味(2.59)と
「豆乳系鍋」の旨味(2.60)・塩味(2.54)が
互いの味を引き立てあって
相性度93.8点!
「豆乳のプチブール」の甘味(2.96)と
「醤油系鍋」の塩味(3.02)・旨味(2.95)が
味の相乗効果でおいしさを引き出しあって
相性度95.0点!
「くるみとレーズンのカンパーニュ」の甘味(3.05)と
「味噌系鍋」の塩味(3.12)・旨味(2.85)が
互いのおいしさを引き出しあって
相性度96.2点!
鈴木隆一氏(味博士/AISSY株式会社代表取締役社長/慶應義塾大学共同研究員)
ル・オーブンの味の特徴はその甘味・旨味・コクの強さにあります。通常のパンであれば、鍋に比べると味が薄いので、味気なく感じてしまうのですが、ル・オーブンのパンだと鍋と比較しても遜色ない味の強さがあるので、意外にも相性が良いのです!しかもバターやオリーブオイルをつけなくてもこの強さの味が出るのは個人的に驚きでした。パンの世界の技術革新は日進月歩で、どんどんおいしくなってきていますが、とうとう鍋にも合わせる時代になったのかと思いました。
※味覚センサー「レオ」とは?
慶應義塾大学で研究・開発された、AI技術を用いてヒトの味覚を再現した味覚センサーです。このセンサーは、味蕾(みらい)の代わりをするセンサー部分で食品サンプルから電気信号を測定し、独自のニューラルネットワーク(人工的な知能の実現)を通し、5つの基本味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)、コクやまろやかさを定量的な数値データとして出力します。さらにAIに蓄積した味覚データから相性度を測ることができます。