ロングライフブレッドの最大の特徴でもある“パネトーネ種”を仕込みます。
凍えるような寒さの部屋で48時間(約2日間)かけてじっくりと寝かせます。
小麦粉に水・パン酵母などを混ぜ合わせ、“中種”と呼ばれる生地を仕込みます。
蒸し暑い部屋で2時間ほど寝かせます。
中種に、パネトーネ種や副原料を混ぜ合わせ、ロングライフブレッドの生地を作ります。
適度な大きさに分割した後、再び12時間寝かせます。
生地を伸ばして、シート状のマーガリンを折り重ねます。
またさらに12時間寝かせます。パネトーネ種の仕込みからここまで約72時間かかります。
寝かせた生地を、また伸ばします。
ある程度伸ばしたら、生地をラインに移します。
さらに薄く伸ばします。
薄く伸ばした生地を折り重ねて幾重にも層を作り、さらに薄く伸ばします。
棒チョコデニッシュの幅に合わせて、生地をカットします。
焼き上がった際の切れ目模様も同時に付けていきます。
チョコクリームを絞り、棒チョコを乗せていきます。
様々な形状の商品を作らねばならないため、整形と呼ばれるこの作業はすべて手作業です。
生地を半分に折り返し、商品の大きさに合わせてカットします。
やっと棒チョコデニッシュらしい形になってきました。
ちなみに、棒チョコデニッシュと並ぶ売れ筋「十勝バタースイート」の整
形はこんな感じです。 中央に切れ目を入れ、その穴を利用してクルッとね
じります。 “こんにゃく整形”と呼ばれます。
鉄板に乗せてホイロ(最終発酵)で熟成させます。
ふっくらと軽く発酵、膨脹させることで、風味や香りが一層良くなります。
焼成前に、表面に照りを出し、アーモンドをトッピングします。
いよいよオーブンの中へと吸い込まれていきます。
長いトンネルオーブンでじっくりと焼かれます。
パンの種類によって焼成時間は異なりますが、約10分以上オーブンをくぐり、次々と焼かれます。
コンベアを流れて、ゆっくりと冷まします。
長い時間をかけて、ぐるぐるとスパイラル式のコンベアを流れていきます。
スパイラルコンベアを抜けて、包装ラインへ。
重量、空気漏れ、金属探知など厳しい品質チェックを行います。
ものすごいスピードで次から次へと検閲を受け、無事クリアした商品だけが箱詰めへと進みます。
専用の段ボールに箱詰めした後、全国各地へ出荷されていきます。
もちろん入り数が間違っていないかも厳重にチェックされます。